
カンボジアの技能実習生、特定技能外国人の
活用シーン
💡 これから外国人材を雇用しようと考えている方も、まだ迷っている方も必見!
異なる人種、文化、価値観に出会うとき、こんな疑問を持ったことはありませんか?
- 外国人って、どんな人たち?
- 一緒に働く時、どんなことに気をつけたらいい?
- 日本人や日本文化をどう思っているんだろう?
この記事は、実際の現場で起きた出来事をもとにした「ノンフィクションストーリー」。
外国人材とのコミュニケーションのヒントが隠されているかもしれません。
異文化理解の橋渡しとして、きっと役に立つはずです。
👩💼 登場人物紹介:キャリアアドバイザー 伊能ゆりな
私は外国人材を雇用する企業と、働く側である外国人の双方をサポートするキャリアアドバイザー、伊能ゆりなです。
「誰ひとり負担を感じず、クリーンな雇用環境を提供する」
そんな思いで、日々全国を飛び回りながら、あらゆる課題に向き合っています。
実はこれまでにも、私たちが出会った”珍事件”を数多く解明してきました(過去の事件ファイルもぜひチェックしてみてください!)。
🎯 今回のテーマ:カンボジア人労働者が増加中!
最近、私が訪問した鶏肉処理・加工を行う企業では、ベトナム・インドネシア・ミャンマーに加えて、カンボジア人技能実習生の受け入れを検討しているという話がありました。
実際、ここ最近はカンボジアからの労働者を受け入れる現場が増えつつあります。
🇰🇭 カンボジアってどんな国?
- 東南アジアの中心に位置し、タイとベトナムに挟まれた国
- 日本の約半分の国土に、約1,700万人が暮らす
- 若者の比率が非常に高い(内戦の影響で40代以上が少なく、日本とは逆の人口構造)
- 主な産業は:観光(アンコールワットなど世界遺産)、農業、縫製業
- 国民の9割以上が仏教徒で、日本人と精神的に通じる面も多い
- 日本はカンボジアにとって最大の援助国。そのため親日家が多い
→ このように見ると「日本でうまく働いてくれそう」と思われがちですが…
🔍 現場の声から見えてきたリアルな一面
ある企業担当者さんはこう語ります:
「昔の日本では、屠殺作業もいとわない人がたくさんいた。でも、今の日本ではそういう仕事をやりたがる人は少ない。
その点、カンボジア人の若者は鶏をしめたり、血を抜いたりする作業に抵抗がない。
しかも仏教的な価値観と、目上を敬う文化もあるので、日本の現場に合っていると感じている。」
⚠️ ただし、すべての業種に適しているわけではない
一方で、カンボジアは識字率が低めで、クレペリン検査(作業耐性を見る検査)の結果もASEAN内で最低レベルといわれています。
そのため、これから人手不足が深刻になる運送業やドライバー職など、
高度な読解力や判断力が求められる業種では不向きな可能性もあります。
📈 国民性・文化の理解が「安定雇用」へのカギ
少子高齢化による労働人口の減少が進む中、特に一次産業や食品加工業などでは外国人材の力が不可欠になってきました。
これまでの記事でも紹介してきましたが、国によって国民性や性格的傾向は異なります。
それを理解し、「適材適所」で人材を配置することが安定した雇用に繋がります。